2025年06月20日東京市場動向(日経平均、TOPIX、ドル円、長期金利、主要株)

【概要】

20日の東京市場は、中東情勢の緊迫緩和観測を背景にドル買い一服の円相場と、欧米株安を受けた日本株の小幅続落、長期金利の低下が同時に進行。輸入企業の決済を意識した円売り・ドル買いも入り、相場全体は方向感を欠いた展開となった。

【東京株式市場】

  • 日経平均株価は前日比85円11銭(0.22%)安の3万8403円23銭と小幅に続落。欧州株安や米株価指数先物の軟調さを受け、売りが優勢となった。
  • 東証プライムの売買代金は約6兆6964億円、売買高は27億7289万株と4月7日以来の高水準。
  • TOPIXは20.82ポイント(0.75%)安の2771.26ポイントで安値引け。
  • 個別では、任天堂やソニーGなどゲーム関連株が売られ、ユニクロを運営するファストリやKDDIも下落。一方でTDKや太陽誘電など電子部品セクターや、ソフトバンクGの上昇が目立った。

【東京円相場】

  • 17時時点のドル/円は前日同時点と同水準の145.39~41円で横ばい。米軍の即時介入観測後退を受けて、これまで積み上がっていた「有事のドル買い」のポジション調整が進行。
  • 朝方は一時145.13円近辺まで円高が進んだが、その後は輸入企業のドル需要をにらんだ円売りが優勢となり、上値追いは限定的。

【国内債券市場】

  • 新発10年物国債利回りは前日比0.015%低下の1.395%で取引を終了。価格上昇を背景に、日銀の国債買い入れオペに加え、プライマリー・ディーラーによる持ち高調整目的の買いも観測された。

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この記事を書いた人

CFP®/1級ファイナンシャルプランニング技能士
公益社団法人 日本証券アナリスト協会認定
・プライマリー・プライベートバンカー
・資産形成コンサルタント
一般社団法人金融財政事情研究会認定
・NISA取引アドバイザー

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