2025年06月25日 米国市場動向(ダウ平均株価、S&P500、ナスダック総合指数、米国国債10年物利回りなど)

【概要】

25日のニューヨーク市場では、米国株が4営業日ぶりに反落した一方、ハイテク株中心にナスダックは続伸。円はアジア・欧州市場の流れを引き継ぎ反落したものの、年内利下げ観測が下支えとなった。長期債はパウエル議長の年内利下げ示唆で支えられるも、持ち高調整の売りにより大きく動かず横ばいで推移した。

【米国株】

  • ダウ平均株価
    4万2,982.43ドル(前日比106.59ドル安/-0.24%)で4営業日ぶりに反落。イスラエル・イラン停戦合意後の短期的な持ち高調整売りが優勢となった。
  • S&P500
    2月中旬につけた過去最高値に迫る水準で推移。中東地政学リスクの後退を織り込んだものの、新たな上昇材料を見極める動きが広がった。
  • ナスダック総合指数
    1万9,973.552ポイント(前日比61.019ポイント高/+0.30%)で3日続伸。エヌビディアが最高値更新、アルファベットやAMDも堅調だった一方テスラは欧州市場の不振要因で売られた。

【NY円相場】

  • 終値:1ドル=145円20〜30銭(前日比40銭円安・ドル高)
  • 高値/安値:145円95銭(安値)/145円10銭(高値)
  • 主な要因
    • アジア・欧州市場で進んだ円安・ドル高の流れが継続。
    • FRBの年内利下げ観測が円の下値を支える。
    • 日銀・田村審議委員の慎重な物価見通し発言が円売り要因となったものの、NY市場ではパウエル議長の年内利下げ示唆が一部円買いを誘った。

【NY債券】

  • 10年物国債利回り:4.29%(前日比変わらず)
  • 2年物国債利回り:3.78%(前日比0.02%低下)
  • 主な動き
    • パウエル議長の議会証言で年内利下げ示唆が債券買いを支え。
    • 買い一巡後の持ち高調整売りが相場の重荷に。
    • 5年債入札の落札利回りは市場実勢を上回るも、過去平均は下回り、市場反応は限定的。

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この記事を書いた人

CFP®/1級ファイナンシャルプランニング技能士
公益社団法人 日本証券アナリスト協会認定
・プライマリー・プライベートバンカー
・資産形成コンサルタント
一般社団法人金融財政事情研究会認定
・NISA取引アドバイザー

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