5月22日 東京株式市場ダイジェスト|日経平均続落・円高・金利上昇

2025年5月22日 東京市場ダイジェスト

最新の東京市場は、前日の米市場での長期金利上昇を受けたリスク回避の動きが顕在化し、株式が続落、円高・長期金利上昇が進行しました。

日経平均株価

22日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、終値は前日比313円11銭(0.84%)安の36,985円87銭を付けました。3万7,000円の大台を下回るのは8営業日ぶりで、取引中には400円を超える下げ幅を記録する場面もありました。半導体関連など主力銘柄への売りが優勢となり、引けにかけて下げ渋る動きは限られませんでした。 47NEWSReuters Japan

TOPIX

東証株価指数(TOPIX)も続落し、終値は前日比15.79ポイント(0.58%)安の2,717.09となりました。JPXプライム150指数も同様に下落基調で、売買代金は4兆935億円、売買高は16億7,379万株と活発な取引となる中で値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を大きく上回りました。 47NEWS

その他注目の値動き

  • 円相場:ドル/円は143.4120付近と円高が進み、米財政懸念を背景としたドル売りが継続しました。ドルは前日比0.18%安となり、約2週間ぶりの高水準水準に円が買われました。 トレーディングエコノミクス
  • 10年物国債利回り:新発10年物国債利回りは1.57%まで上昇し、3月28日以来約2カ月ぶりの高水準を付けました。米長期金利上昇に追随し、国内債にも売り圧力が波及しています。 トレーディングエコノミクス

トランプ政権の大型減税による米財政悪化懸念から、米長期金利が約3カ月ぶりに4.6%台に乗せたことで、グローバルなリスクオフの流れが東京市場にも影響を及ぼしました。今後の日米財務相会談で為替レートについて「市場決定」が確認されたものの大きな円売り材料とはならず、日銀による市場支援期待も限定的でした。

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この記事を書いた人

CFP®/1級ファイナンシャルプランニング技能士
公益社団法人 日本証券アナリスト協会認定
・プライマリー・プライベートバンカー
・資産形成コンサルタント
一般社団法人金融財政事情研究会認定
・NISA取引アドバイザー

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