5月20日の米国株式市場ダイジェスト|財政懸念が重荷、主要3指数が大幅調整

ダウ平均株価

21日のニューヨーク市場でダウ工業株30種平均は前日比816.80ドル(1.91%)安の41,860.44ドルで取引を終え、4日続落となりました。米財務省が実施した20年債入札結果を受けて長期金利が一段と上昇し、一時4.60%と約3カ月ぶりの高水準を付けたことで、株式市場全体に売り圧力が広がりました。金利上昇は株式の割高感を強め、売りが加速した格好です。


S&P500

S&P500種株価指数も幅広い銘柄に売りが波及し、続落となりました。長期金利の上昇を背景に、金融・景気敏感株を中心に調整色が強まりました。


ナスダック総合指数

ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は前日比270.07ポイント(1.41%)安の18,872.64で引け、こちらも4日続落。テスラやパランティア・テクノロジーズといった成長株が売られる一方、アルファベットは発表済みのAI検索サービスへの期待から買いが入りました。


主な個別株の値動き

  • ターゲット:21日の決算発表で売上高が市場予想を下回り、通期見通しも下方修正。終値は5.2%安と大幅下落。
  • ユナイテッドヘルス・グループ:保険支払い抑制のため介護施設への不正報酬支払い疑惑や、アナリストの投資判断引き下げを受けて大幅安。
  • ナイキ/アメリカン・エキスプレス/スリーエム/ビザ:消費関連や金融、工業セクターの主要銘柄が軒並み売られ、指数を押し下げ。
  • コカ・コーラ:ダウ構成30銘柄の中で唯一上昇。ディフェンシブ性が買われた形。
  • テスラ/パランティア・テクノロジーズ:金利上昇を警戒した売りに押された。
  • アルファベット:AI検索サービスの評価を好感され、買い戻しが優勢に。

長期金利の上昇と米財政を巡る不透明感が重石となり、主要3指数はいずれも大幅安となりました。今後は法案の行方や債券市場動向が相場のカギを握りそうです。

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この記事を書いた人

CFP®/1級ファイナンシャルプランニング技能士
公益社団法人 日本証券アナリスト協会認定
・プライマリー・プライベートバンカー
・資産形成コンサルタント
一般社団法人金融財政事情研究会認定
・NISA取引アドバイザー

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