🛤 内需ディフェンシブ株に脚光
~東京メトロ、JR東日本、JR東海のチャートが示す動きとは?~
トランプ政権による対中関税強化を背景に、グローバル企業や輸出関連株が不安定な動きを見せるなか、相対的にリスクの小さい「内需ディフェンシブ株」への資金流入が目立ち始めています。特に、東京メトロやJR各社の鉄道株が堅調な推移を見せており、投資家からの注目を集めています。
🚇 東京メトロ(9023):上場来高値を更新
2025年4月18日、東京メトロは一時2,018.5円まで上昇し、15日に記録した上場来高値(2,015円)を更新しました。
背景には、有楽町線の延伸計画や、相互直通運転に関する東武鉄道との発表(17日)があります。輸出企業と異なり、為替や関税の影響を受けにくいという点も評価されています。
📊 チャート画像挿入:東京メトロ(9023)
🚄 JR東日本(9020):ゴールデンウィーク需要に期待
JR東日本も堅調です。2025年4月18日終値は3,177円(+1.15%)としっかりとした動き。
JR旅客6社の発表によれば、今年のゴールデンウィーク期間(4月25日~5月6日)の新幹線予約は前年比横ばいの285万席と、前年並みの需要が期待されています。
📊 チャート画像挿入:JR東日本(9020)
🚅 JR東海(9022):ビジネス需要と観光回復の両輪
東海道新幹線を軸に事業展開するJR東海は、2025年4月18日終値が2,992.5円と反発基調が継続。
ビジネス利用が根強い一方、国内観光の回復も株価を支える材料となっています。
📊 チャート画像挿入:JR東海(9022)
🛍 注目のその他内需株
鉄道株に限らず、外需に左右されにくい企業群への注目も高まっています。以下はその一例です。
銘柄名 | 業種 | 注目理由 |
---|---|---|
関西電力(9503) | 電力 | 金利低下環境下での安定収益 |
セブン&アイHD(3382) | 小売 | 食品強化型で不況にも強い |
日本郵政(6178) | サービス | 国内比率高く、物流も堅調 |
イオン(8267) | 小売 | 国内スーパー好調、堅実な収益構造 |
🔍 まとめ:今こそ「内需」の再評価を
外部環境が不透明な今こそ、為替や地政学リスクの影響を受けにくい内需関連株の安定性が見直されています。とくに交通インフラや生活必需品関連株は、投資家にとって「守りの資産」として注目されており、今後の相場環境を占う上でも重要なセクターとなりそうです。
※本記事に記載された銘柄情報は、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
投資判断はご自身の責任において行ってください。