日経平均のPERとEPSの推移(2024年〜2025年)

概要

日経平均株価のバリュエーション指標であるPER(株価収益率)と、構成企業の収益力を示すEPS(1株当たり利益)の推移を時系列でグラフ化しています。2024年〜2025年にかけての実態把握や市場の割安度の参考にご活用ください。


グラフ(2024年〜2025年の推移)

  • 左軸:PER(加重平均/指数ベース)
  • 右軸:EPS(加重平均)
  • 日次ベースで更新されたデータを基に作成

✅ 注目ポイント

  • EPS(加重平均)は2024年初に2,247円前後でスタートし、年央から年末にかけては2,480円台まで上昇。2025年に入っても2,500円近くで堅調に推移していたが、4月に入ってからはやや下落傾向が見られる。
  • PER(加重平均)は2024年初に約16倍で始まり、その後14〜15倍台で安定推移。2025年4月には一時的に14倍台前半まで低下したが、足元ではやや反発傾向も見られる。
  • PER(指数ベース)は2024年7月に24倍台のピークをつけたのち、年末にかけては緩やかに低下。2025年初には18倍台で底打ちし、4月にかけてはやや上昇に転じている。
  • 2024年後半から2025年3月頃までは「EPS堅調・PERやや下落」という構図で、企業収益の伸びに対して株価の評価が冷静化する傾向が見られた。
  • 一方で、2025年4月に入ってからはEPSがやや減少しているにもかかわらず、PER(加重・指数ともに)が上昇しており、これは株価上昇が先行している=“業績回復への期待”が再び市場を押し上げている可能性を示している。
  • 特に3〜4月や8月〜9月にはPER・EPSが急変する局面が複数あり、これは構成銘柄の決算発表・業績修正、あるいは政策要因(為替や金融政策)への反応が影響していると考えられる。

用語解説(PER・EPSとは?)

  • PER(株価収益率):株価が企業の利益に対して何倍かを示す指標(PER=株価÷EPS)
  • EPS(1株当たり利益):企業の純利益を発行済株式数で割った数値。収益力の代表値

関連ページへのリンク(予定)

  • 日経平均PBRとBPSの推移(予定)
  • S&P500のPERとEPS推移(予定)
  • 日経平均チャート(日次)(予定)

データ更新方針

原則、月1回の手動更新を予定。グラフは最新版に差し替え、ページURLや構造は固定。