夜間取引で浮上 ― 日経先物180円高
解説
日本時間8日早朝の大阪取引所ナイトセッションで、6月限日経平均先物は前日清算値比180円高の36,960円で引けた。ゴールデンウィーク明けの警戒感後退を受け、輸出関連株への買い戻しが優勢に。特に半導体や機械セクターで海外投資家のリスクオン姿勢が鮮明だった。

米10年債利回り4.27%に低下 ― ‘スタグフレーション懸念’で安全資産にシフト
解説
7日のニューヨーク債券市場で、10年物国債利回りは前日比0.03%低下の4.27%に。FOMC声明で「見通しの不確実性」が強調されたため、安全資産としての米国債に買いが先行した。ただし、パウエル議長の慎重姿勢が上値を抑制。

パウエル議長、『待つが適切』と明言 ― 不確実性高まるも底堅い米経済
解説
FOMC後の記者会見で、パウエル議長は「関税動向を見極めるまで政策判断を急がない」と再確認。米経済は「依然として堅調」と評価しつつ、物価上昇と景気停滞の同時進行リスク(スタグフレーション)を警戒する姿勢を強調した。

ダウ284ドル高 ― 米中閣僚協議決定でリスク選好改善
解説
7日のNY株式市場でダウ工業株30種平均は前日比284.97ドル高の41,113.97ドルと反発。米中貿易閣僚級会合決定とFOMC通過による安心感が買いを誘い、特に半導体株が相場を牽引。ナスダック総合も0.27%上昇した。


FOMC、政策金利4.25~4.5%を据え置き ― リスク認識強化
解説
米連邦公開市場委員会は政策金利レンジを4.25~4.50%に据え置き、3会合連続で維持。声明で「経済見通しの不確実性がさらに高まった」と文言を強化し、物価・失業率上昇リスクの増大を指摘した。
