2025年6月25日東京市場動向(日経平均、TOPIX、ドル円、長期金利、主要株)

【概要】

25日の東京市場では、日経平均株価が前日比151円51銭高の3万8942円07銭と2月19日以来の高値を付けた。一方、ドル円相場は145円台前半で横ばい圏、長期金利の指標となる新発10年物国債利回りは前日比0.020%低い1.395%に低下した。半導体関連株への買いが相場を押し上げ、日銀の追加利上げ慎重観測が債券買いを誘った。

【東京株式市場】

  • 日経平均株価:151円51銭高の3万8942円07銭で続伸し、2月19日以来の高値を記録。米ハイテク株高の流れを受け、東エレクやアドテスト、レーザーテクなど値がさの半導体関連株に買いが集中した。
  • TOPIX:0.89ポイント高の2782.24と小幅上昇。JPXプライム150指数も1.20ポイント高の1221.91で過去最高値圏を維持。
  • 新規上場株:北里(プライム市場)初値は公開価格1340円を大きく上回る2001円。その後1812円で引けた。

【東京円相場】

  • ドル/円:3銭円安・ドル高の1ドル=145円33〜35銭と横ばい圏で推移。米経済の先行き不透明感や原油安を背景に断続的に円買い・ドル売りが入ったが、日銀田村審議委員の「追加利上げは急がない」との発言で次第に円売り・ドル買いが強まった。
  • ユーロ/円:1ユーロ=168円54〜58銭と13銭の円安・ユーロ高。
  • ユーロ/ドル:1ユーロ=1.1598〜1.1600ドルと同0.0008ドルのユーロ高・ドル安を維持。

【国内債券市場】

  • 10年物国債利回り:前日比0.020%低い1.395%に低下(価格は上昇)。日銀が追加利上げに慎重な姿勢を強めているとの見方や、同日実施の国債買い入れオペによる需給不安後退が買いを誘った。
  • 無担保コール翌日物金利:加重平均で横ばいの0.478%。

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この記事を書いた人

CFP®/1級ファイナンシャルプランニング技能士
公益社団法人 日本証券アナリスト協会認定
・プライマリー・プライベートバンカー
・資産形成コンサルタント
一般社団法人金融財政事情研究会認定
・NISA取引アドバイザー

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