2025年06月24日東京市場動向(日経平均、TOPIX、ドル円、長期金利、主要株)

【概要】

24日の東京市場では、日経平均株価が4営業日ぶりに反発し、円相場も大幅に円高・ドル安へ振れた。中東情勢の緊張緩和期待と米早期利下げ観測を背景に、株式市場には買い戻しの動きが優勢だった。一方、地政学リスクの後退を受けて債券売りが出て、長期金利は上昇した。

【東京株式市場】

  • 日経平均株価は前日比436円47銭(1.14%)高の38,790円56銭で引けた。一時600円超の上昇を見せたが、利益確定売りから上値は伸び悩んだ。
  • 東証株価指数(TOPIX)は20.17ポイント(0.73%)高の2,781.35で反発。JPXプライム150指数も10.23ポイント(0.85%)高の1,220.71となった。
  • 値がさ株では半導体関連の東エレク、アドテスト、レーザーテックなどに買いが集中。
  • 個別ではソフトバンクグループやファーストリテイリング、フジクラ、リクルート、ソニーグループ、任天堂、JALが上昇。一方、住友不動産、菱地所、ホンダ、INPEX、出光興産、川崎汽船、商船三井などが売られた。

【東京円相場】

  • 1ドル=145円24〜25銭と、前日比2円08銭の大幅な円高・ドル安となった。
  • トランプ米大統領によるイスラエル・イランの暫定停戦合意発表を受け、中東リスク低減への期待からドル買いが一巡し、円買い・ドル売りが強まった。

【国内債券市場】

  • 長期国債先物9月限は5銭安の139円25銭。
  • 新発10年物国債(378回債)の利回りは前日比0.010%高い1.415%で取引を終えた。
  • 財務省が同日実施した20年債入札の需要が低調だったことも背景に、債券は売り優勢となった。
  • 3カ月物TIBORは横ばいの0.77273%。TONA先物9月限清算値は0.0025高い99.4500を記録した。

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この記事を書いた人

CFP®/1級ファイナンシャルプランニング技能士
公益社団法人 日本証券アナリスト協会認定
・プライマリー・プライベートバンカー
・資産形成コンサルタント
一般社団法人金融財政事情研究会認定
・NISA取引アドバイザー

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