【概要】
6月20日のニューヨーク市場では、ダウ平均が3営業日ぶりに反発した一方で、ナスダックは反落。10年物国債利回りは前営業日比0.02%低下の4.37%と長期債が上昇し、2年債利回りも3.91%まで低下した。FRB理事ウォラー氏の早期利下げ観測発言が債券買いを誘い、市場センチメントに影を落とす半面、中東情勢の交渉進展期待が株式相場を下支えした。
【米国株】



- ダウ工業株30種平均は前営業日比35.16ドル(0.08%)高の42,206.82ドルで取引を終え、3営業日ぶりの反発となった。イスラエル・イラン間の外交協議進展への期待が先高感を支えた。
- ナスダック総合指数は前日比98.863ポイント(0.50%)安の19,447.410で反落。トランプ政権の対中半導体規制強化観測を背景にエヌビディアやアルファベットなどハイテク株に売りが出た。
【NY債券】


- 長期金利の指標となる表面利率4.250%の10年物国債利回りは前営業日比0.02%低下の4.37%で引け、価格は上昇。FRBのウォラー理事が「早ければ7月に利下げ可能」と発言し、債券買いを誘った。
- 2年物国債利回りも前日比0.03%低下の3.91%で終えた。6月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数が市場予想を下回った点や、中東リスクに伴う安全資産需要の高まりも、長期債の上昇要因となった。
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【外部関連リンク】
- 日本銀行(BOJ)公式サイト ─ 国内金利や政策決定の確認に。
- 米連邦準備制度理事会(FRB)公式サイト ─ FOMCや声明内容はこちら。
- Bloomberg(ブルームバーグ日本版) ─ 世界の金融・経済ニュースを網羅。
- Reuters(ロイター日本語版) ─ 最新のマーケット速報と経済記事。
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