政府、備蓄米20万トンを随意契約で追加放出へ — 消費者への早期供給を目指す

政府は2025年6月、食料安定供給の一環として、過去に備蓄した2020年産および2021年産の米を合計20万トン追加で放出する方針を発表しました。今回の放出は小売業者への随意契約による直接販売で行われ、特に中小スーパー向けの在庫も含めて早期に消費者の手元へ届くことを目指しています。農林水産省は迅速かつ円滑な販売を強調しており、米の需給安定と価格抑制に向けた取り組みが本格化します。

政府備蓄米の追加放出について(2025年6月10日発表)

  • 発表者
    小泉進次郎農林水産大臣が閣議後の記者会見で表明。
  • 追加放出量
    2021年産と2020年産の備蓄米合わせて20万トン。
  • 対象産年別内訳
    • 2021年産:10万トン
    • 2020年産:10万トン
  • 販売方法
    随意契約による小売業者への直接販売。
  • 販売の優先・開始時期
    • まず2021年産10万トンと、中小スーパー向けに残っている約2万トンの計12万トン分を優先的に販売。
    • 申請受付は2025年6月11日午前10時から開始。
  • 申込条件
    • 各事業者の申込数量に上限なし。
    • 対象は大手小売り、中小スーパー、精米機能を持つ米穀店など、これまで契約を結んだ事業者も含む。
  • 農相のコメント
    「早く安く消費者の手元に届くよう、スピードを緩めずに対応する」と強調。

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この記事を書いた人

CFP®/1級ファイナンシャルプランニング技能士
公益社団法人 日本証券アナリスト協会認定
・プライマリー・プライベートバンカー
・資産形成コンサルタント
一般社団法人金融財政事情研究会認定
・NISA取引アドバイザー

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