5月27日の米国株式市場ダイジェスト – ダウ740ドル高・ナスダック2.46%高、関税延期で買い戻し

【概況】

27日の米株式市場では、トランプ米大統領がEU向け追加関税の発動を7月9日まで延期すると表明したことで、過度な貿易摩擦懸念が後退。併せて5月の米消費者信頼感指数が市場予想を上回る改善を示したことが好感され、主要3指数はそろって反発しました。週末の3連休前とあって、売り一巡後の押し目買いが入る動きも見られました。

【ダウ平均株価】

前週末23日終値比740ドル58セント高(+1.78%)の42,343ドル65セントで取引を終了し、5営業日ぶりに反発。

【S&P500】

具体的な終値は公表されていないものの、ハイテクや消費関連を中心とした幅広い銘柄の買い戻しに支えられ、概ね1.7~1.8%程度の上昇で反発したとみられます。

【ナスダック総合指数】

前週末比461.956ポイント高(+2.46%)の19,199.163ポイントで反発。半導体や電気自動車関連株の買い戻しが顕著でした。

【米国債10年物利回り】

本日発表分の10年物国債利回りに関する情報は入手できていません。

【主要個別株】

  • エヌビディア(NVIDIA):中国向けAI半導体投入計画を好感し、3.2%高。
  • テスラ(Tesla):マスクCEOが経営に専念する姿勢を示し、6.9%高。
  • アップル(Apple):関税不透明感後退で9営業日ぶりに反発。
  • ナイキ(Nike)、アメリカン・エキスプレス(AmEx)、ゴールドマン・サックス(GS):3銘柄ともに堅調に買われる。
  • ボーイング(Boeing)、ユナイテッドヘルス(UnitedHealth):売りが優勢で下落。

29日のメモリアルデー休場を控え、今後はエヌビディアの決算発表(28日)や休場明けの米市場の需給動向に注目が集まりそうです。

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この記事を書いた人

CFP®/1級ファイナンシャルプランニング技能士
公益社団法人 日本証券アナリスト協会認定
・プライマリー・プライベートバンカー
・資産形成コンサルタント
一般社団法人金融財政事情研究会認定
・NISA取引アドバイザー

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